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 『カエルとイーグル』 ばったり屋通信

   
   
     もしや雪!、それならと年末で閉館前の図書館に駆けつけ、何冊
    か選ぶ。最後の一冊、いちばん上の棚に置いてあった背表紙に目
    が止まり、つれて帰ってきました。
     で、晴耕雪読。お年寄りのことばにピッっとアンテナが立つ。

   
      私も抜け道のない暗いトンネルにたびたび入りまして、そこ
     からひき返すのに、非常に手間がかかりました。自分でこうだ
     と思い込んでしまうと、どんどんそこへ入ってしまい、どうにも
     ひき返すことができない。
     ・・・・その人、その人が、のっぴきならぬ形で、自分の穴の中
     で突き当たった時には、どれかの作品が役に立ち、また、そう
     いうものがないとひき返すことができないのです。

      私は『シラノ・ド・ベルジュラック』と出会い、暗がりからひき返
     すことができたことがあります。何を書いてもうまくいかない時
     に、ふっと読んで、突き当たっている壁のすべてがわかったよ
     うな気がしました。
大事なのは自分の心です。
    自分に求めるものがなくては出会うこともで
    きないのです。


     (『老人と付き合う』 新藤兼人著/岩波ジュニア新書 より)


      新藤兼人さんは映画監督。シナリオライターをしていた若き日
     の修行時代を振り返っての一節。
      これは重厚に経験を積まれた方のいわゆる書く側の感覚です。
     けれど読む側にとっても、つまり自分にとって必要としている本や
     物語に出合う時も同じことが言えるなあ。

      誠実にこころから求めてる人のことを、おはなしの神さんはちゃ
     んと見てはる。

     


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