スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『カエルとイーグル』 ばったり屋通信

           『魔法のことば』


     ずっと、ずっと大昔
     
     人と動物がともにこの世に住んでいたとき

     なりたいと思えば人が動物になれたし

     動物が人にもなれた。

     だから時には人だったり、時には動物だったり、

     互いに区別はなかったのだ。

     そしてみんながおなじことばをしゃべっていた。

     その時ことばは、みな魔法のことばで、

     人の頭は、不思議な力をもっていた。

     ぐうぜん口をついて出たことばが、

     不思議な結果をおこすことがあった。

     ことばは急に生命をもちだし

     人が望んだことがほんとにおこった

     したいことを、ただ口に出して言えばよかった。

     なぜそんなことができたのか

     だれにも説明できなかった。

     世界はただ、そういうふうになっていたのだ。



     (『魔法としての言葉』 金関寿夫著/思潮社 より)

     
     先住民であるイヌイットの人たちに伝わるこの詩(うた)にうた
     われた時代は本当にあったのではないやろか。

     それが、いつ、どのように幕を閉じて、今のようになったのか。

     ただ、「ことば」のもつ力は実はぜんぜんかわってないのでは
     ないかって思う。

     かわってしまったのは人のこころの方で、「ことば」が世界に
     作用する力は今だ神話の頃とかわらないのではないやろか。
     
     こころと、あたまと、からだをひとつにしてことばを世界に響か
     せてみる。

     自分から出ていって、世界に影響を与え、
     また最後には自分に返ってくる。

     正しいことばを使おう。
     そして響かせよう、世界に。

     自分を注意深く見守り、呼吸に、内なる声に耳をすます。
     時には勇気、何より忍耐がいることやけど。

     ぼくらが成長すれば、魔法のことばがぼくらを導いてくれる。 

                                まる






     

     
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

じじのしっぽ

Author:じじのしっぽ
ひめじ森のおおきな木・コゲラ文庫の活動の様子を綴ります
黒猫ジジの同居人

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ようこそ!コゲラ文庫
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。